神仏(神と仏)

今日でも日本の家屋には、神棚とお仏壇の両方を祀られているご家庭は多く、日本人は伝統的に神社とお寺の両方をお参りし、 御祈願や法事などをそれぞれの宗派に合わせて拝むだけでなく、一般的に全国どこの寺社でも有難いという観念を持ちお願いされお参りされ続けています。 仏教の基本理念は『寛容』と『融和』ですから、それぞれ日本に元から存在していた宗教や信仰形態をも排他的とならず、 それぞれ有難いものとして、日本全国の大多数の家庭には、神様も仏様も有難くお祀りされているのです。 当山は真言宗(高野山)であり、仏様が描かれている曼荼羅には天部の諸尊も描かれ、全てが大いなるものの一つとして神仏共に伝統的に祀り拝んでおります。 よって当山でも、お初参り(お宮参り)や七五三などの御祈願も神社と同様に日々受け付けております。 (これは神仏習合とも、神仏混淆ともいわれたり、本地垂迹説とも言います。)

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