本御影石 古代五輪塔ビシャン仕上

庵治ストーンフェア2016出展作品

■ 本御影石 古代五輪塔ビシャン仕上

 五輪塔とは?

 五輪塔は、五輪塔卒塔婆や五輪解脱とも呼ばれ、供養塔や墓塔として使われる仏塔の一種です。納骨する石造のものは石造美術の一分野として重要な位置を占めます。
現在では、亡くなって50年を過ぎた先祖のお墓として建てられます。

仏教で言う塔(仏塔)とは、ストゥーパ(卒塔婆)として仏舎利と同じような意義を持っていますが、小規模な五輪塔や宝篋印塔、多宝塔(石造)は当初から供養塔や供養墓として作られたと思われます(中世の一部五輪塔には、地輪内部に遺骨等を納めたものが現存します。)

供養塔・供養墓としての五輪塔は全国各地に存在します。集落の裏山の森林内に、中世のばらばらになった五輪塔が累々と転がっていたり埋もれていたりすることも稀ではありません。現在多くの墓地で見られるような四角い墓は、江戸中期頃からの造立ですが、現在でも多くの墓地や寺院で一般的に五輪塔は見られます。覚鑁は経典の記述に基づいて、五輪を人の五体になぞらえた図を残しています。これが入定の姿と解されて墓塔や供養塔として多用されたものと考えられます。

 構造

五輪塔は、下から

・方形=地輪(ちりん)
・円形=水輪(すいりん)
・三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)
・半月形=風輪(ふうりん)
・宝珠形または団形=空輪(くうりん)

によって構成されます。
古代インドでは宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴しています。「大日経」などの経典に現れる密教の思想の影響が強く、それぞれの部位に下から

・「地(ア a)
・水(ヴァ va)
・火(ラ ra)
・風(カ ha)
・空(キャ kha)」

の梵字による種子(しゅじ)を刻む場合が多く。四方に種子を刻む場合は四転、例えば地輪に刻むアなら→アー→アン→アクという具合に刻む方角によって変化します。種子(しゅじ)は密教の真言でもありますから下から読みます。

日蓮正宗では必ず上から「妙・法・蓮・華・経」の五字を刻みますが、宗派によって、天台宗・日蓮宗では上から「妙・法・蓮・華・経」の五字が、浄土宗では上から「南・無・阿弥・陀・仏」の文字が、禅宗では下から「地・水・火・風・空」の漢字五文字が刻まれる場合もありますが、宗派をとわず種子を彫ることも多いです。。また、種字や文字のない五輪塔も多く存在します。













庵治石・大島石・天山石・青木石・万成石・内垣石・滝根石・紀山石・販売加工
(c)松栄石材有限会社 香川県高松市庵治町10-24